1.リゾートクラブ会員権4月の流通動向
1) 4月のリゾート会員権取引状況
4月は円安から円高に転換し、株価も4月上旬には1万円を割り込み4月下旬には9500円まで下がってしまいました。更には、原油の値上がりによるガソリン代の値上がりや政治の停滞など良い材料の少ない月でした。
リゾート会員権市場ですが、4月は気候が暖かくなることと比例して活発な動きが出てくるのですが3月と比較すると残念ながら勢いのない月となりました。
昨年同期と比較すると約12%ほど取引件数は増加ていますが、昨年4月は大震災の影響が最も出ていた月だったことを考えると、今年の4月の市場は低調な月と言えるでしょう。
4月に取引件数が少なかった原因はエクシブの取引件数が少なかったことに起因します。即ち、全会員権取引に占めるエクシブの割合は80%前後ですが、4月は63%に過ぎませんでした。
エクシブの取引の傾向を見ると、関東圏のエクシブの取引件数が多く、偏りが見られたのが特徴でした。但し、エクシブ京都八瀬離宮だけは相変わらずの人気の会員権となっています。
エクシブのタイプ別の取引状況を見ると、ラージタイプとスーパースィートタイプの取引が多く、逆にスタンダードタイプの取引件数が少ない月となりました。スタンダードタイプの価格帯が20万円台になっていることから、サンメンバーズとのすみ分けができておらず、サンメンバーズに流れて行った傾向が見られます。
エクシブ以外では、夏に向かい逗子マリーナオーナーズ、鴨川ジャイロなどの引き合いが多くなってきています。一方、東急ハーヴェストクラブの取引が少なかったのは意外な印象を持ちます。
一方、海外のタイムシェアの取引ですが、4月は例年良くないと言われています。今年もその例にもれず取引件数は伸びませんでした。5月のゴールデンウィークに海外のタイムシェアをご覧になってから検討する消費者が多くなると推察しています。
2) 価格推移~例: エクシブ山中湖Bバージョン
エクシブ山中湖は首都圏にお住まいの方には利用しやすいロケーションとなっています。
山中湖は標高982mにあり冨士5湖の中では一番高いところに位置しています。山中湖は相模川の源流で天然の流水河川を持った湖です。
山中湖は周囲13.5キロで湖畔にはサイクリングロードや美術館、おしゃれなレストランなどがあり、ハイセンスなリゾートドーンが形成されています。
エクシブ山中湖は、ヨーロピアンスタイルで作られた最初のホテルです。
玄関の大きな木製のドアをあけると、重厚感と落ち着きを演出したエントランスやロビーから窓を額縁として富士山を見せるなど、今までにない雰囲気とステイタス性を感じさせるように演出されています。
エクシブ山中湖を拠点にすれば、富士山や山中湖を含め富士五湖、忍野八海などをマイリゾートとして、それぞれの四季を楽しめます。

エクシブ山中湖Bタイプのお部屋は39.68㎡。
ツインベッドと6畳の和室=和洋室の間取りですので、ご夫婦2人で過ごすにも、お子様連れのご家族で過ごすにもご利用しやすい間取りです。
静かな自然に囲まれたお部屋で、リゾートタイムをお楽しみいただけるように配慮されています。
会員権がバージョンなので権利の内容は13泊+バージョンチケットが10枚付きます。
会員権価格は、過去1年間をみても20万円から40万円の範囲での小幅な動きになっています。
同じ交換グレードの中では廉価なので、人気のある会員権と言っても良いでしょう。
3) 4月のリゾート会員権流通の特徴
4月の会員権価格は値下り物件が増加した半面、値上がりした会員権数が減少しました。因って、4月の価格動向は弱含みの動きとなりました。
|
上り 会員権数 |
値下り 会員権数 |
指数 | 先月比較 | |
|---|---|---|---|---|
| 4月 | 26件 | 43件 |
155 ポイント |
-1 ポイント |
今月値下りした会員権の数は43件ありました。昨年11月以来5カ月ぶりで40件を超えました。このように値下がりした会員権数が増加したのは、エクシブの取引件数が少ないので業者が値下げへ動いたことが原因ではないかと思われます。値下りした会員権を見ると100万円以下の低価格商品が多く全体の60%を占めています。逆に300万円以上の高額商品も約20%を占めました。
エクシブ以外では東急ハーヴェストクラブの値下りが目に付きました。市場に出ている14件中6件が値下りしています。
値上がりした会員権数は26件で3月より3件ほど少なくなっています。値上がりした会員権の半数は安い商品が取引され市場になくなってしまったので値上がりしたものです。
値上がりした会員権の価格帯も100万円以下のものが多く全体の約40%を占めました。次に多かったのは300万円以上の会員権で約20%を占めています。やはり二極化した動きになっています。
最低価格を更新した会員権数は21件と3月と比較すると9件増加しています。21件の内17件がエクシブとなっています。しかも、値下りした会員権の約90%が100万円以下の会員権となっています。即ち、最安値を更新した会員権のほとんどが低価格帯の会員権だったことになります。
一方、今月も最高値を更新した会員権はありませんでした。
2.リゾート会員権5月の流通動向予測
桜の季節が終わり、これからは新緑が目にまぶしくなる季節です。
山や高原、海など自然はこの時期、日に日に表情を変えていきます。リゾート地を愉しむには絶好の季節です。
会員権市場ですが、今年も夏の節電が叫ばれていることから、昨年同様に山や高原に施設のあるリゾートクラブに人気が集まるものと推測します。蓼科、八ヶ岳、軽井沢、山中湖などが注目されるロケーションです。
関西方面の方が行きやすい下呂やひるがのなども人気が出ても良いのではないかと思います。
エクシブ京都八瀬離宮の人気がどこまで続くか注目しています。5月も引き続き取引がなされていくものと思われますが、価格の調整もなされるのではないでしょうか。
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