1)1月のリゾート会員権取引状況

 2026年はトランプのベネズエラに大規模攻撃、マドゥロ大統領の拘束から始まりました。
我国においても、突然の衆議院解散・総選挙など今年は、多難な1年になりそうです。
そして、金融市場はファンダメンタルズより「政治」を見る予測不能な政治主導のマーケットになるのではないかと言われています。

1月のリゾート会員権流通市場は取引された会員権の種類も多岐に亘ったこともあり、市場は動きのあるものになりました。
今年は正月明けから問合せが多く、しかも、取引されていったのが特徴と言えます。
お問い合わせからご購入までの期間も短い方が多く、年末年始のお休みの間にご検討されていたのではないかと想像します。
因みに、取引件数を昨年12月と比較しますと約1.5倍増となりました。

具体的な市場の動きを見てみます。
1月に売買が最も多かった価格帯は300万円以上の会員権でした。
この価格帯の全取引に占める割合は46%に至っています。
内訳を見ますと、この価格帯でエクシブの取引割合は44%、ベイコートに至っては82%を占めました。
総じて1月は高額物件の取引が多い月となっています。

次に取引が多かった価格帯は100万円未満の会員権でした。
全取引に占める割合は33%で先月よりも8%少なくなりました。取引件数は先月よりも多かったのですが、300万円以上の取引件数が多かったことで占有率が下がってしまいました。
取引が多かったのはサンメンバーズ・ワールドホリデーで、先月より3.5倍が取引されています。また、エクシブ、サンメンバーズ・ワールドホリデー以外でこの価格帯の会員権も堅調に取引されています。

最後は100万円以上300万円未満の会員権となりました。
先月全取引に占める割合が32%あったのですが、今月は21%となり9%減少しました。
エクシブを見ますと、交換グレードEタイプの会員権は先月と同数でしたが、Cグレードの会員権の取引件数が減少しました。Cグレードの会員権の多くが100万円以下となってきたことの影響があるものと思われます。
一方、この価格帯のベイコート倶楽部の取引件数は先月と同数となっています。但し、ベイコート倶楽部のベイスイートでこの価格帯の会員権が増えてきているので、取引件数も増加するものと思われます。


2) 1月のリゾート会員権流通の特徴

1月は比較的市場価格の変動が少ない月となりました。これは、新しく市場に出てきた会員権が安定期には入ったことが要因と推察されます。
ところで、値上がり物件が4か月連続で減少しています。会員権を検討している方には購入しやすい環境になったと言えるかもしれません。

  値上り
会員権数
値下り
会員権数
指  数 前月比較
1月 21件 34件 348ポイント
-4ポイント

1月に値上がりした件数は21件で、先月よりも6件少なくなりました。
エクシブ交換グレードC(ラージ)100万円以上の会員権とベイコート倶楽部に値上がりした商品が少なかったことによるものです。
特に、上記エクシブ交換グレードC(ラージ)に至っては、1件も値上がりした会員権が有りませんでした。

1月に値下がりした件数は34件で先月より2件少なくなりました
値下がり物件の多くが高額商品だったことは1月の特徴と言えます。
東京ベイコート倶楽部のベイスイート、ラグジュアリスイートは10件中7件が値下がりしました。
東京ベイコート倶楽部以外のベイコート俱楽部は階数による価格設定がなされていないので、暫くは、他のベイコート俱楽部との価格調整があることが想定されます。
人気の東京ベイコート倶楽部ですので、値ごろ感のある会員権は、今後活発に動くのではないかと思われます。

1月に最高値を更新した会員権は2件でした。
東急ハーヴェストクラブ浜名湖:250万円から255万円へ、東急ハーヴェストクラブ箱根翡翠:2010万円から2100万円へ其々最高値を付けています。
特に箱根翡翠の2100万円と言う価格は、仙石原にあるリゾートマンション価格と比較できるほどの値上げになっています。ここまで会員権価格が値上がりすると、部屋乃至建物を多数で共有することで得られる経済的メリット(スケールメリット)が希薄になってしまうのではないでしょうか。
リゾートマンションとの比較でリゾート会員権を購入する意味を再認識する必要がありそうです。

1月に最安値を更新した会員権は2件でした。
鳴門サンクチュアリSタイプ(13泊):670万円から500万円、横浜ベイコート俱楽部ロイヤルスイート(12泊):1280万円から1200万円へ値下がりしています。
鳴門サンクチュアリSタイプは鳴門に有るエクシブSグレードとの価格調整で値下がりしたものとみられます。
一方、横浜ベイコート俱楽部ロイヤルスイートは市場に出てきて間がないので市場価格がこなれていないことによる値下がりと思われます。