1)2月のリゾート会員権取引状況

取引状況

2月は、国内では総選挙で自民党が大勝し、日経平均株価が過去最高値の58,850円を記録するなど、政治・経済は大きく動いた月でした。しかし、その盛り上がりとは対照的に、リゾート会員権市場は全体的に静かな動きとなりました。

  • 取引件数は前月の約55%に減少
     例年2月は取引が少ない傾向にありますが、今年は特に低調でした。
  • 関心が分散した可能性
    総選挙や冬季オリンピックでの日本選手の活躍により、リゾート会員権への注目が弱まったと考えられます。

 価格帯別の動き

■ 300万円以上の会員権(全体の38%)
最も取引が多かった価格帯ですが、前月より8%減少しました。
 ・エクシブSグレードやベイコート倶楽部は取引件数が前月比47%に減少
 ・一方で、エクシブ離宮シリーズSEタイプは取引が増加。 → Sタイプの部屋が使える割安感が評価されたと見られます。

■ 100〜300万円の会員権(全体の35%)
前月より14%増加し、2番目に多い価格帯となりました。
 ・中心となったのはエクシブ交換グレードE
 ・1月に値下がりした物件の中に割安なものがあり、取引が増えました。

■ 100万円未満の会員権(全体の26%)
先月より7%減少し、大きく落ち込みました。
 ・エクシブは横ばいでしたが、サンメンバーズ・ワールドホリデーの取引が減少
 ・名義変更料が11万円値上げされたことが、低価格帯の購入層に影響したと考えられます。

 

2) 2月のリゾート会員権流通の特徴

全体として価格変動は小さめ

取引件数が少なかったため、価格の上下は限定的でした。通常は取引が少ないと値引きが出やすいのですが、今月はその動きも見られませんでした。 → 売り手と買い手の希望価格に差があったことが背景にあると考えられます。

  値上り
会員権数
値下り
会員権数
指  数 前月比較
2月 26件 31件 338ポイント
-10ポイント

値上がりした会員権:26件(前月比+5)

  • 高額帯の会員権で値上がりが目立ちました。
  • 特にエクシブのスーパースイートやベイコート倶楽部で顕著。
  • エクシブ交換グレードC(ラージ)も4件値上がり。

値下がりした会員権:31件(前月比−3)

  • 東京ベイコート倶楽部は、1月に値下がりしたものの取引がなく、2月は価格が安定。
  • 一方、エクシブ交換グレードA(スタンダード)と東急ハーヴェストクラブは値下がり件数が約2.5倍に増加。 → 東急HVCは市場全体の動きが弱く、値下げ傾向が出ていると見られます。

最高値更新(1件)
 エクシブ有馬離宮Sタイプ(26泊) 1,180万円 → 2,000万円
 1,180万円で取引が成立したことで、次の登録価格が2,000万円となりました。

最安値更新(3件)
 白浜アネックスWタイプ(13泊+宿泊券10枚):200万円 → 175万円
 琵琶湖Bタイプ(13泊+宿泊券10枚):30万円 → 12万円
 横浜ベイコート ロイヤルスイート(12泊):1,200万円 → 1,190万円

特に「13泊+宿泊券10枚」のバージョンタイプは、需要が弱まっている傾向が見られます。

まとめ

2月は政治・経済が大きく動いた一方で、リゾート会員権市場は静かな月となりました。取引件数の減少が価格の動きを抑え、全体としては落ち着いた相場でした。ただし、高額帯の一部では値上がりが続くなど、価格帯によって動きに差が出ています。