1)4月のリゾート会員権取引状況

取引状況

世界の政治経済は、依然として不安定な状況が続いています。特に、トランプ大統領の発言や政策が一貫性を欠き、それに連動して株価も乱高下しました。市場関係者にとっては落ち着かない1ヶ月となりました。
しかし、このように不安定な外部環境にもかかわらず、リゾート会員権市場は比較的安定した動きを見せています。
気候が良くなる春は、例年リゾート需要が高まり始める時期です。今年もその傾向は変わらず、取引件数は月の後半に向けて増加しています。

価格帯別の動き

100 万円未満の会員権(全体の35%)
4 月の取引件数は全体の 35% を占めましたが、前月比で8 ポイント減少しました。 この減少の主因は、エクシブ交換グレードC(ラージ)の取引件数が半減したことにあります。3 月に割安感のある物件が集中的に取引された反動が、4 月の落ち込みとして表れたと考えられます。
一方で、
・ サンメンバーズ・ワールドホリデー
・ 鴨川リゾートクラブジャイロ
・ 逗子マリーナオーナーズ
といった安定人気の会員権は、3 月と同数の取引を維持し、底堅い需要が確認されました。

100〜300 万円の会員権(全体の35%)
この価格帯は全体の 35% を占め、前月比で6 ポイント増加しました。 特に目立ったのは、エクシブ交換グレードE(スイート)の取引件数が倍増した点です。
このE グレードの会員権は、
・ エクシブのスーパースイート(S)までは望まないが
・ 1000 万円以上している東急ハーベストクラブVIALA に匹敵するグレード を具備していると評価されている会員権であることから、「割安感のある上位グレード」として、需要が高まったと推察されます。
このように中間価格帯の強さが目立つ結果となりました。

300 万円以上の会員権(全体の29%)
全体の 29% を占め、割合としては前月と同水準でした。しかし、内訳には変化が見られます。
特に、
・ エクシブSE グレードの取引がゼロ という点が特徴的です。 E グレードでもSE の部屋を利用できることから、予算を抑えたい層がE グレードへ流れたと考えられます。
一方で、
・ 交換グレードS(スーパースイート) の取引は堅調 で、高級志向層の安定した需要が確認できました。

 

2) 4月のリゾート会員権価格の動向

全体として安定した市場

4月のリゾート会員権市場は、今年初めて値上がり件数が値下がり件数を上回る結果となり、弱含みだった年初から、やや強含みの相場となりました。 全体としては大きな価格変動は見られず、主要ブランドの多くは安定した推移を維持しており、売り手・買い手ともに大きな動きを見せず、静かな相場環境が続いています。
但し、東急ハーヴェストクラブは市場に出ている会員権の約半数が値上がりし、落ち着かない市場となっています。

  値上り
会員権数
値下り
会員権数
指  数 前月比較
4月 39件 24件 367ポイント
+15ポイント

値上がり動向
4月に値上がりした件数は39 件で、先月よりも9 件増えました。
値上がりした会員権は東急ハーヴェストクラブ以外は例月とほぼ同数となっています。その意味で会員権を検討するには安心した取引ができる環境にあると思われます。
一方、東急ハーヴェストクラブは市場に出ている会員権の約半数が値上がりしました。値上がりした会員権は他の会員権との比較では高値圏にあると思われます。

値下がり動向
4月に値下がりした件数は24件で、先月より6件件少なくなりました。
エクシブの値下がり件数が少なかったことで、今年に入り初めて値下がり件数が30件を割り込みました。
中でも値下がりした会員権でエクシブ交換グレードA(スタンダード)の件数が少なかったことが挙げられますが、底値圏にある会員権が増えてきており、相対的に購入しやすい状況になりました。
その他で値下がりが目立ったのは東京ベイコート倶楽部ベイスイートです。200万円台の会員権が多くなっています。

最高値更新
4月に最高値を更新した会員権は4件でした。
最高値を付けたのは全て東急ハーヴェストクラブ系の会員権です。値上がりする理由が良く分からないのが現状です。

最安値更新
4月に最安値を更新した会員権は2件でした。
エクシブ白浜アネックスV タイプ(13泊+宿泊券10枚):175万円→160万円、横浜ベイコート俱楽部ベイ
スイート(12泊):330万円→320万円となっています。